こうして、仕事としてワインを取り扱っております。もちろん、ワインが大好きなのですが、ワインしか飲まないというわけでは、全くありません。むしろ言い方が悪いかもしれませんが、「アルコールならなんでも好き」という部類です(笑) ワイン以外に、本当になんでも飲みます。ビールに始まり、日本酒、焼酎、ウィスキー、それから他のスピリッツも好きです。ジンなんていいですね。でも、ウォッカ、ラム、テキーラも飲みます。あ、泡盛も好きですしね。それから、お手軽な缶チューハイや缶ハイボールも好きです。
お酒を趣味として捉えたのは、一番初めは、大学の頃で(お酒は二十歳を過ぎてからですよ!笑)、ウィスキー(主にスコッチ、良いブレンドが好きです)から始めて、お酒好きの友達と意気投合し、二人でカクテル作りにも凝っていました。二人だけでのカクテル同好会のようなものですね。その後も、ずっとお酒は好きで、どのお酒にも歴史や物語があるわけで、ただ漫然と飲むだけではなく、そういった、言ってみれば薀蓄ですよね、それを肴にいろんなお酒を飲んできました。これだけお酒が好きなのに、不思議なもので、なぜだか、ワインにはずーっと手を出して来なかったんです(だから、自分の中でのワインのポジションは実は一番の新参者なのです 笑)。
ワインに手を出して来なかったいくつかの理由の最たるものは、その当時出会ったワインが美味しくなかったから、でしょう。もちろん、若いころですから、知識もないし、状態の良くない、かつ安い物を試したんでしょうね。でも、それが不幸にも私とワインのファーストコンタクトだったので、その後、自分の食指が動かなかったのだと思います。また、当時も今も、日本ではワイン文化=「スノッブ、お高く気取っている」イメージが強く、それも、ワインを敬遠がちだった理由の一つでした。
そんな自分が、ワイン好きになり、気づけばワインを扱う仕事に手を染めてしまう事になった、まさに運命の出会いは、ニュージーランドで起こったのでした。ニュージーランドではビールとワインは比較的安く入手できますが、その他のお酒は日本に比べるととても高価です。ワーホリ時代などは、お金にそんなに余裕はありません。そこで、(安く手に入るという、あまりにも消極的な理由で)ワインと出会ったのでした。ところが!飲んでみて、ビックリ。あれ?ワインってー、こんなに美味しいものだったのか?もちろん、価格帯による味の違いなどはありますが、低価格帯のワインでも、値段に対して味が良いこと!そして、気づいてみれば、ニュージーランドワインを心底愛していしまい、ついには輸入販売まで始めてしまったというわけでした。
なんだか、過去を振り返って、懐かしい思いに駆られて、長々と書いてしまいましたが、ポイントは2つ。
1. ワインに興味のない(むしろ避けていた)人間に、ワイン輸入販売を生業とさせてしまうくらいNZワインの実力はすごいんだぞ!
2. ワインを常飲していない人は、ぜひお試しください。選択肢が増えたほうが、酒飲み人生が充実しますよ!(その出会いの手助けをしたい)
ということなのでした。